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DVD・ビデオの購入と視聴海外ドラマDVDの輸入や、リージョンフリーのDVDプレーヤー、クローズドキャプションについて(2004年11月)
DVDの購入購入したい番組の日本版DVDが発売されているのでしたら、それを最寄店店頭で購入するのが一番手っ取り早く確実な方法です。しかし最寄店の品揃えは必ずしも十分ではなかったり、日本版が発売されていなかったりすることは多く、そのようなとき通販や個人輸入はとても便利な購入手段です。また、海外版DVDには独自の特典が付いていたり、若干安価であったりすることからファンには魅力的なことがあります。
しかし通販となると、配送中の損傷や紛失、商品が送られてこない・間違っている、といった問題が発生する可能性が出てきます。輸入の場合はなおさらで、トラブル発生時のコミュニケーションは必要不可欠です。それらを踏まえると信頼できるサイトで購入することが非常に重要であり、できれば日本語で対応できるお店であることが望ましいことがわかるでしょう。 海外版のDVDは、アメリカの番組であれば日本のAmazon.co.jpで購入することができます。(品揃えも良く、一定額以上の注文で送料が無料になりますから、非常に便利なサイトです。)それ以外は特に人気のあるシリーズを除き、イギリスの番組であればイギリスのお店、オーストラリアの番組であればオーストラリアのお店というように各国のお店に注文する必要が出てくるでしょう。ある程度知られているお店であればインターネット上に評判が載っているかもしれません。eBayのようなネットオークションを利用する方法もありますが、オンラインショッピング同等もしくはそれ以上にトラブル発生時のリスクを認識する必要があるかもしれません。
海外で購入したDVDを再生するDVDにはプレーヤー・ソフトの両方に地域ごとに異なるリージョンコードが設定されています。DVDプレーヤーに設定されているコードとソフトに設定されているコードが一致しないと再生できません。日本やヨーロッパは2、北米は1、オーストラリアは4のコードが設定されています。そのため、通常海外から購入したDVDは国内のプレーヤーで再生することができません(ALLが設定されたソフトを除く)。日本とヨーロッパは同じコードですが、カラー方式が違うため通常は再生できません。カラー方式とはテレビの映像方式のことで、日本や北米はNTSC、ヨーロッパ・オーストラリアはPALを使用しています。 海外から購入したDVDを再生する手っ取り早い方法の一つとして、カラー方式を変換する機能を内蔵し、全てのリージョンに対応した、リージョンフリーのプレーヤーを使用する方法があります。このプレーヤーは、国内のJVC(Victor)、Pioneerなどのメーカーがアジア国向けに生産している製品に見られ、電気街の免税店やマサニ電気、ラック、海外電気CLUB等のオンラインショップで1.5〜2万円程度で購入可能です。国内向けの同クラスの製品と比較しても3〜5千円程度の違いです。ディスカウントストアや通販などで無名のアジア国メーカーが製造した物も見かけられますが、リージョンフリーにするために特殊なコマンドを入力する必要があったり、画質等の製品品質や故障時のサポートの問題があったりするかもしれません。
(同じ型番でも仕様等が異なる可能性がありますから購入時に確認してください。) もう一つの方法はパソコンを使用する方法です。パソコン用のDVDドライブや再生ソフトウェアは一定回数だけリージョンが変更できるようになっています。パソコンの場合カラー方式の考慮は不要です。リージョンの設定を無効化してしまうソフトウェアも出回っているようです。
海外で購入したビデオテープを再生する北米で購入したビデオテープは日本と同じNTSC方式ですから、そのまま通常のビデオデッキで再生することができます。しかしヨーロッパやオーストラリアで販売されているテープはPAL方式ですから、PAL方式に対応したビデオデッキやモニタなどが必要となってきます。下記のSAMSUNG・AIWAの製品はカラー方式変換機を内蔵していますから、国内のテレビをそのまま使用して視聴することができます。これらの製品は電気街の免税店やマサニ電気、ラック、海外電気CLUB等のオンラインショップで購入可能です。
英語字幕(クローズド・キャプション)を使用するDVDやビデオ、テレビ放送の中には、CC(クローズド・キャプション)と呼ばれる英語字幕が含まれているものがあります。CCは目の不自由な方のために開発されたもので、アメリカでは使用が義務付けられています。海外ドラマ・ファンにとっては、聞き取れない部分を確認したり、海外ドラマを使って英語を勉強するのに便利です。国内のテレビ放送ではスタートレックやディズニーチャンネルの番組などで見かけます。CCが含まれる場合下のような記号が番組表やパッケージに記載されています(小さくて目立たず、記号は数種類あります)。CCはDVDに収録されているサブタイトルという字幕とは別のものです。
CCをテレビ画面に表示するには、クローズド・キャプション・デコーダーが必要になります。単体の製品もあれば、内蔵タイプのものもあります。内蔵タイプは一部の日立製のビデオデッキやスカパー!チューナーにみられます。ごくまれに、パソコン用のビデオキャプチャボードで対応した製品があり、英語字幕をテキストファイルに変換する機能の付いたものがあります。製品によっては字幕の位置や背景色を変えることができるものがあります。
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